子宮頸がんワクチン・サーバリックス
このワクチンについて
子宮頸がんは女性特有のがんの中で乳がんについて発症率が高く、特に若い女性で
は最も発症率が高いがんです。最近になり子宮頸がん原因のほとんどがヒューマン
パピローマウイルス(HPV)の持続感染が原因であることがわかってきました。
HPVは主に性交渉により子宮頸部の細胞に感染し、多くは自然に排除されますが、
一部は感染が持続し、さらにその一部ががん細胞に進展すると考えられております。
サーバリックスはHPVのうち子宮への感染の頻度の高い16型と18型の感染を予
防するワクチンです。このワクチンにより、HPV16型、18型の持続感染はほと
んどなくなり、前がん病変の発生に対しても高い予防効果が得られました。
サーバリックスはすべての発がん性HPVの感染を防ぐものではなく、また、接種前
にHPVの持続感染が成立している場合にはこれを排除することはできません。また、
すでに発生している子宮頸がんや前がん病変を治癒させたり、進行を遅らせたりす
ることはできません。したがってサーバリックスを接種しても、このワクチンで予
防できない子宮頸がんに対して定期的な検診を受けて早期発見する必要があります。
接種年齢および接種法
このワクチンは通常10歳以上25歳までの女性に接種します。26歳以上の女性
でも45歳までは予防効果が確認されておりますが、できれば子宮頸がんの検診を
受けた後で接種した方が良いでしょう。
通常0,1,6ヶ月後に3回、上腕三角筋部に筋肉内接種します。
接種後の注意
副反応は注射部位の疼痛、発赤腫脹が多く、まれにアレルギー症状などが現れます。
このワクチン接種後6日間は他のワクチンの接種は受けられません。
このワクチンの長期の予防効果は確立していません。